ペルー文化省は3年の工期を経て、6月19日に42キロの「聖谷遺産トレイル」を開通させた。ピサク、オリャンタイタンボ、モライ、チンチェロの4遺跡を結び、標高3200メートルにキャンプ地を設ける。ツアーは認可業者を通じた最大12名までのグループ限定で予約制となる。
トレイルには新設の吊り橋、石段、英語・スペイン語の解説看板が整備された。建設費1400万ドルは米州開発銀行が拠出した。3泊2日の行程料金は1人85ドルで、食事とガイドを含む。
従来はクスコからの日帰りツアーが中心で、マチュピチュの混雑を招いていた。新回路により知名度の低い遺跡へ分散し、収益分配協定を通じて地域コミュニティを支援する。ペルーは2025年に420万人の外国人観光客を記録し、2027年までに500万人を目指している。
建設前に考古学者による詳細な調査を実施し、未発見の遺物保護に努めた。トレイルは雨季の2月を除き通年営業する。
旅行者への影響
文化省サイトに掲載の認可業者を通じて、少なくとも60日前までにガイド付きツアーを予約する。高度順応のためクスコで2日間を費やしてから出発すると、標高病のリスクを軽減できる。7月でも夜間は氷点下になるため、レイヤードの服装を準備する。
環境負荷を最小限に抑えるため、携帯トイレとゴミ持ち帰りを実施する業者を選ぶ。1日3リットル以上の水を携行し、たとえ浄水器推奨でも渓流からの飲用は避ける。
このトレイルは2030年まで運用予定で、2028年までにさらに25キロの延伸が検討されている。
