米国税関・国境警備局(CBP)は5月19日、2026年10月1日からダブリン空港で事前審査業務を開始すると発表した。アムステルダム・スキポール空港の施設は10月15日にオープン予定。両施設は先月、議会の最終予算承認を受けた。
同プログラムにより、乗客は出発前に米国入国手続きを完了でき、国内線乗り継ぎ時の遅延が解消される。ダブリンではエアリンガスとユナイテッド航空の便で1日2,400人を処理。アムステルダムではデルタ航空とKLMの便で1日1,800人を処理し、14の米国都市へ接続する。
アイルランド・オランダ両政府は検査ホールと生体認証キオスクの新設に合わせて4,500万ユーロを投資した。乗客は現在の搭乗時刻より30分早く到着する必要がある。米国職員は2025年に署名された二国間協定に基づき施設を運営する。
事前審査を通過した乗客は、米国到着後に二次検査なしで国内線乗り継ぎまたは手荷物受取所へ直行できる。特にシカゴやニューヨークでの乗り継ぎ客に利便性が高い。平均乗り継ぎ時間は45分短縮される見込みだ。
航空会社は新たな処理時間枠に合わせてダイヤを調整。エアリンガスは10月5日からダブリン発ボストン便を午前7時40分に追加。KLMは同日、アムステルダム発アトランタ便の夜間便を新設した。
保安専門家は、事前審査により入国拒否対象者が米国領土に到達するリスクが低減すると指摘している。プログラムは現在、アブダビやドーハを含む15の外国空港で運用されており、ダブリンとアムステルダムへの拡大は2024年の議会指令を履行するものだ。
乗客は予約前にCBPウェブサイトで対象資格を確認するよう求められている。カナダ・オーストラリア国民はすでに自国空港で同様の制度を利用可能。新施設は有効な米国ビザまたはESTA認証を持つすべての国籍の旅客を受け入れる。
