英国内務省は2026年6月10日からヒースロー、ガトウィック、マンチェスター空港でEU・EEA・スイス市民向け自動Eゲートを導入すると発表した。対象旅行者は手動パスポート検査の代わりに顔認証技術を利用できる。今回の展開は2026年4月に実施された試験の成功を受けたもの。
利用には2020年以降に発行された生体認証パスポートが必要。16歳未満の子供は有人カウンターを利用する。1ゲートあたり1時間に60人を処理可能で、夏の繁忙期に大幅に待ち時間を短縮する。
国境警備隊員が遠隔監視し、要注意人物には介入する。技術は既存のセキュリティデータベースと連携し、要注意リストとの照合を行う。初期展開は3空港に120ゲートを設置し、エジンバラとバーミンガムへの拡大を予定している。
EU旅行者からはパイロット試験で好評で、平均処理時間が4分から25秒に短縮された。航空会社は対象乗客を新レーンへ誘導するアナウンスを調整している。この変更は政府の2028年までに年間1億人旅客処理目標を支える。
非EU国籍者は登録旅行者ステータスを持たない限り手動レーンを利用する。内務省は対象国籍とパスポート要件の全リストをウェブサイトに公開した。初回利用者向けに技術サポート要員を配置する。
観光団体は夏休み予約の急増に伴い効率向上を歓迎している。主要空港近辺のホテルは到着の円滑化と遅延苦情の減少を期待している。このシステムは英国の国境手続きをシンガポールやオーストラリアに近づける。
旅行者は出発前にパスポートが生体認証基準を満たしているか確認すべきである。Eゲートは24時間稼働し、メンテナンス時の最小限の停止のみ予定されている。このアップグレードにより英国入国地点での旅客体験が向上する。
