オーストラリア外務貿易省は7月12日、バヌアツのアンブリム島とタンナ島に対する渡航勧告をレベル4に引き上げた。マウント・ベンボーおよびヤスール火口から半径10キロ圏内を対象に、噴火と降灰が続くため、滞在中のオーストラリア国民にSMSで退避を勧告した。
レベル4は「渡航中止・すでに滞在している場合は退避」を意味する。ポートビラへの国際線は運航を継続しているが、島内便は欠航が相次いでいる。バヌアツ気象局は7月10日に3,000メートルに達する灰の噴煙を観測した。
6月に発出されたレベル3では、必要不可欠な渡航のみ許可されていた。今回の引き上げはニュージーランドや英国の警告と歩調を合わせたもの。エファテ島の観光事業者は8月予約が40%減少したと報告している。
旅行者への影響
タンナ島やアンブリム島への予約は直ちにキャンセルし、旅行保険で全額払い戻しを請求する。レベル2のままのエファテ島やサント島への宿泊に振り替える。太平洋方面の旅程を組む場合はSmartravellerアプリで最新情報を確認する。
影響地域を通過する場合はN95マスクとゴーグルを携行。バヌアツ旅行前に火山災害を補償する保険に加入しておくことが望ましい。
状況は数週間で落ち着く可能性もあるが、地震活動次第で9月まで続く恐れがある。出発48時間前にはAir Vanuatuに直接便の運航状況を確認する。
