オーストラリアは6月2日、英国市民向けのeVisitor(サブクラス651)制度を2028年12月31日まで有効にすると発表した。延長により複数回の入国が可能で、1回の滞在は最大3ヶ月間となり、既存および新規の申請者に自動的に適用される。政府は2025年の英国からの到着者数180万人を、需要が継続している証拠として挙げた。
この決定は、アルバニージー首相が5月にロンドンを訪問した際に交渉された相互協定の更新と一致する。オンライン申請の処理時間は平均48時間で、この国籍グループには生体認証や面接の要件は追加されていない。
背景として、eVisitorプログラムは2008年に開始され、観光とビジネス交流を支援するため定期的に更新されてきた。英国人旅行者は2023年の暫定延長が2026年3月に期限切れを迎えた後、不透明な状況にあった。新たな期限により、頻繁に訪れる旅行者に4年間の安心が提供される。
さらに、オーストラリアは2030年までに年間1500万人の訪問者を目指す目標を掲げている。Tourism Australiaのデータでは、英国人旅行者の1回あたりの平均支出はAUD 4,200で、上位5つの市場に位置づけられる。今回の延長は、長期便到着に大きく依存するクイーンズランド州やビクトリア州の地域経済を支える。
旅行者への影響
2029年以前に旅行を計画する英国パスポート保持者は、新たな手数料や書類なしで無料のオンラインeVisitor申請を継続して利用できる。処理の遅れを避けるため、出発の3ヶ月前より早く申請せず、公式のhomeaffairs.gov.auポータルを利用すること。航空会社のチェックイン時に提示できるよう、許可通知の印刷またはデジタルコピーを保管しておく。
パスポートの有効期限は、帰国予定日から少なくとも6ヶ月以上残っていることを確認する必要がある。これは標準的な入国条件である。18歳未満の子供を連れる家族は、親のパスポートで旅行する場合でも、各未成年者が個別の承認を取得しなければならない。不要なサービス料を請求する第三者のビザ代理店は避けること。
今後4年間の延長により、旅行者は複数年にわたる休暇パッケージやマイレージ交換を安心して予約できる一方、オーストラリアは2029年に予定されるさらなるデジタル入国システムのアップグレードを検討する。
